Marginal Contribution
ITNフレームワークのNeglectednessに関する概念。自分がキャリアやプロジェクトで社会にインパクトを残そうとする時、そのキャリアやプロジェクトのスコープはどのように設定すれば良いのか。
この答えとして、新しくてで人材が足りていない分野に取り組むべき、と主張する。
例えば、一般的に社会への貢献度が高いと思われている医者の職業は、(極端に言えば)人の命を救うことが社会へのインパクトとなる。ただし、医者は既にn万人と世界にいる。n万+1人目の医者がいる世界と、n万人医者がいる世界は、果たして大きく変わっているのだろうか。一方で、研究者が10人しかいない重要な分野もある。ここで11人目の研究者になれば大きなインパクトになるだろう。これは功利主義的な味方からくるが、目の前に患者がいない状態で長期的なキャリアを考えるには、この考え方が適していると思う。